やさしさcheck ~組織の思考行動を統一するクエスチョン~

以下の3つの質問について、あなたならどうしますか? 直感的に回答してみてください。
あわせて、同じ質問に対するアンケート結果と「良質な自走組織の構築」に向けたポイントをご紹介します。
※アンケート:2023年1月調査/500名/20~50代男女均等割付

質問1
あなたはスーパーのレジ係です。今日は忙しく、
あなたが担当するレジは長蛇の列になっています。
その時、あなたのレジ近くで高齢者が倒れてしまいました。
さて、あなたは次のいずれの対応をしますか。

A:レジを離れ、高齢者を助ける。
B:レジの列も長い。自分の役割に専念し、誰かに助けるよう声をかける。

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質問2
あなたはお客様との重要な会議に大急ぎで移動中。
そんな時、駅の長い下り階段の前で、ママさんが赤ちゃんを乗せたベビーカーと荷物を抱え困ったご様子。
近くにエレベーター、エスカレーターは無い。人通りが無い訳ではないが今はあなただけ。
助けますか?そのまま会議へ急ぎますか?

A:会議に遅れる失礼はできない。誰かが助けるだろうから自分の道を急ぐ。
B:会議に遅れえるが、赤ちゃんはママに抱えてもらい、自分がベビーカーと荷物を運んで階段を降りる。

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質問3
あなたはおもちゃ屋さんの責任者。4歳の子供とママが来店。
「先日購入した動くクマさん(6,500円)の頭が外れちゃって…」。子供は泣いて泣いて悲しそう。
4歳の子供が壊したと推察されるが「よし、クマさんを手術して治してあげるね!」と
あなたは子供をなだめてバックヤードへ。実は修理不可能な状態だったので、
手術した風に見せかけ新しいクマさん(新品)にこっそり交換。そして今回は無料で!
“同じ”クマさんが元気に戻って来て子供は笑顔笑顔。ママも大感謝。
さて、2週間後、同じ子供と今度はパパが「クマさんの頭が外れてしまって」と来店して来た。

A:2度目なので新品を購入ください。修理は無理です。
B:再度、修理(こっそり新品に交換)。今回はパパと相談し料金をもらう。
C:再度、修理(こっそり新品に交換)。今回も無料。

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良質な自走組織の構築に向けて

「やさしさcheck」の3つの質問に正解・不正解はありません。個人の選択においては、どの選択もそれぞれの「やさしさ」です。
しかし、組織になると話は違います。「何が起きてもレジを死守」なのか「困った人を助ける方が優先」なのか、組織としての統一性・一貫性が求められます。

500名アンケートの結果では、役職や性年代によって「バラつき」がみられます。
もしこのアンケートをあなたの組織で実施した場合、同様に「バラつき」が生じるのではないでしょうか。

良質な自走組織を構築するためには、組織の「バラつき」を小さくすることが重要です。つまり、組織内にビジョン・思考行動指針をしっかりと浸透させ、メンバー一人ひとりがビジョン・指針に整合した思考行動をとれるようにすること。その結果、日々の現場において、ビジョンに則した自律的でスピーディーな意思決定が可能となるのです。

ビジョン・思考行動指針の浸透には、「やさしさcheck」のような二律背反の事例を用いて、自社に適した「どちらがより私たちらしいか」を整理・定義することが有効です。日々の現場で直面するような悩ましい二律背反の問いを社内で共有・検討することで、組織のバラつきを可視化・キャンセリングし、自社が求める思考行動をわかりやすく提示することができます。

弊社では、こうした「組織の思考行動の統一」を含む、以下の4STEPが良質な自走組織構築へのキーファクターであると考えます。

良質な自走組織への4STEP
1.いつも一緒にいたいと思われるリーダーの創出
2.組織の思考行動を統一するノイズキャンセリング
3.個人力の増強×人間関係の良質化
4.売上・利益をドライブする制度・ツール構築

各種ソリューションをご用意しておりますので、お気軽にお問合せください。

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